RSS

マシーンメイドとハンドメイドについて

「マシーンメイド・パイプ」と「ハンドメイド・パイプ」と聞くとマシーンメイドは全工程を機械によってつくられ、ハンドメイドは全工程を手作業で作られているような印象を受けますが、
両製法とも、手作りであり、機械を用います。
ただ生産工程のうちどれほど機械を用いるかという程度の問題であります。

マシーンメイドという大量生産体制の中では、傷のない、希少価値のある木目をもつパイプが出来上がるのは、出来上がり後の結果であり、偶然の産物といっても過言ではありません。

それに対し、ハンドメイドパイプは、1人〜数人の職人が、傷のない、希少価値のある木目をもつパイプを作ることをめざし、原木、エボーションを選び、木目をいかに美しく表現するかを心がけながら製作します。
 
■ 一般的なマシーンメイドの製作過程
1.木取り つくるパイプの型に合わせてエボーション(原木をパイプに加工しやすいように適当な木片に裁断したもの)を選び、荒びきします。

2.ボウルの穴あけ、ボウル上部の成形 ボウルに穴があけられ、ボウルの外側上部を成形します。

3.ステムの穴あけ、ステムの成型 ステムの穴あけとステムの外側の成形を連続して行います。

4.ボウル下部の成形 ボウル下部を成形し、削り残し部分を削り仕上げます。 

ここまでは、それぞれの工程に合わせた機械で製作されます。
この先は、すべて手作業で行われます。


5.やすりがけ、傷の補修 形が整ってきたパイプの表面をやすりがけし、傷を補修します。

6.着色

7.仕上げ 
 
■ ハンドメイドの製作過程(パイプ作者、工房により違いがあります)
1.エボーション(原木をパイプに加工しやすいように適当な木片に裁断したもの)に、木目、傷に注意しながらデザインを描く。

2.デザインに沿って、エボーションをパイプの形に荒削りします。

3.ボウル、シャンクの穴の位置を決め、穴をあけて行きます。

4.マウスピースに合わせてシャンクを削り、マウスピースをつけて、再び荒削りを行い形を整えます。

5.形が整ってきたパイプの表面をやすりがけし、傷を補修します。

6.着色

7.仕上げ

ハンドメイドパイプと言えども、ボウル、シャンクの穴あけには機械が必要です。
パイプ作者、工房は、必要に応じて、機械で作業する工程、手作業でする工程を使い分けています。